えげつないパワーと違和感
- 作者: 能地祐子
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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つんく♂Pの狙いは「ハロプロ」というエンターテイメントを確立することにあるんだということがわかりました。
ジャニーズや宝塚が目標なのかな?この2つは独自の世界観を持っていて、しかもクオリティーが高いですからね。
生粋のごっちんヲタ阿部和重さんの言葉を借りれば、今はハロプロという組織の再構築の時期ですよ。
「このバンド最初の方は凄い良かったんだけどなぁ・・・・」こういう言葉をよく耳にしたり、自分でも言ったりします。
どっちかといったら日本のバンドにこの事が当てはまるかな?
日本では売れてくると言いたいことも言えずに、ただカラオケ受けが良い歌を作るように仕向けられますので、この発言は的を得てたりするんでしょうね。
そういう裏事情を抜きにしてもバンドというものには、初期の頃にしか存在しないものごっついパワーというものがあるのでしょう。
そして、そのパワーは時間が経つにつれて失われていく・・・・・
つんく兄やんは「モーニング娘。は鮮度が一番の課題である」とおっしゃっております。
モーニング娘。はメンバーが加入、卒業を繰り返す事によって、常に上記のような初期の頃のパワーを保ち続けたいという思いがあるのでしょう。
でもねぇ、創造する立場にある肝心の兄やんのパワー失われているのがすごい残念なんですよ!
紺ちゃんを推してるぼくが言うのはおかしい事なんですけど、モーニング娘。には昔のものごっついパワーはもうありません。
鮮度は落ちてしまいました。それは、人気がどうこうとかじゃないです。ただ、バンドにも通じるまっさらなパワーは失われ、もう取り戻す事は二度と無いという事・・・・・・・
「モーニング娘。の○○が好きなんじゃなくて、モーニング娘。というものが好き」と言えなくなってる自分がなんかすごいくやしいんですよね。
こんな事書いちゃったのはモーニング娘。×つんく♂2の最初のボーリングをしているメンバーの姿を見て、表現する事ができない違和感を感じちゃったから。
「あれ?俺こんなグループが好きなんだったっけ?」こんな風に思っちゃったから。
上の疑問に「そうだよ!おまえはこのグループが好きなんだよ!」と言えなくなってる・・・
どうしたんだろ、俺・・・・・・